今回の特集は、「キャンプに行ってみたいけどまわりにやっている人がいない」、「何を買っていいのか分からない」というビギナー向けの内容。ルート的キャンプのはじめ方をご紹介します。まずはステップ1からはじめてみてください。
デイキャンプは少ない道具でOK!ピクニックに気軽に
テントに焚き火台、ダッチオーブンにランタン……。「キャンプするならいろんなものを揃えなければいけない」と思っている方も多いのでは?
晴れた日のデイキャンプなら、最初からすべて揃える必要はありません。チェアとテーブル、まずはこれだけでいいのです。
A チェア/CHAIR B テーブル/TABLE
A:椅子の上で多くの時間を過ごすので、座り心地にはこだわりたい
B:チェアと合った高さのものを選びましょう。収納性も要チェック!
持参するのは食べ物と飲み物、お湯を入れた保温ボトル。さらに読みかけの本など、キャンプ時間を有意義に使えるお気に入りのものがあるとなお良しです。
キャンプ場に着いたらテーブルを広げてチェアに座ってみましょう。太陽の光を浴びながらコーヒーを淹れたら、それでもう立派なデイキャンプ。日差しや風が強い日は、タープがあると便利です。
またコンロやクッカーがあるとお湯を沸かしたりキャンプご飯を作ることができますよ。まずは自宅のカセットコンロや鍋でOK! 少ない道具でデビューし、不便を感じたら、最適な道具を探して揃えていく。それくらいの気軽さでいいのです。
デイキャンプは朝に出発し、その日に帰るという日帰り形式です。ピクニック気分で一度キャンプを体験してみましょう。
デイキャンプを快適に過ごすポイントをご紹介
POINT 1 「快適キャンプ」の要はチェア!
快適なキャンプをしたいなら、大事なのがチェア選び。座る場面が多いキャンプでは、自分にフィットする相棒に出会えるかがカギとなります。
例えば、目線が低くなるロースタイルは焚火を囲む時に同じ目線になれるので、癒し効果も絶大。
背もたれに包まれるハイバックスタイルは、疲れ知らずでリラックスできます。
腰掛けられるスツールタイプはずっと座るにはきついですが、小型で持ち運びしやすく、料理を作るなど離席することが多いなら便利。
リクライニングタイプは星空を眺めるのにも最適です。複数人で座るならベンチタイプがおすすめ。キャンプサイトにあるだけでグッとオシャレにもなりますよ。
いろんな形があるので、それぞれの特徴を知って選びましょう。
POINT 2 テーブルも用途によって様々なタイプが
みんなで囲むテーブルはギアの中でもかさばる部類で、その収納性はチェックしたいところ。また、どんな素材かというのも重要なポイントです。
たとえば熱々のダッチオーブンや鍋を置きたいなら天板がステンレス製のもの、
焚き火台の真上で使いたいなら、調理台仕様になっている鉄製のものを選ぶなど、用途によってセレクトしましょう。
また椅子に合わせた高さもポイントで、ハイとローで2段階調整できるものは便利です。
POINT 3 デイキャンプのお供はなんでも良し
大好きなお菓子やコーヒー、読みかけの本……。キャンプのお供はなんでも自由。好きなものを持っていきましょう。
キャンプの時間は気持ちのゆとりが生まれるリラックスタイム。ソロなら、スマホとイヤホンを持って音楽を聴くも良し。
複数なら、みんなでご飯を作ったり話に花を咲かせるも良し。空の下、普段話せないようなことも話せるかもしれません。
少なく、小さくはじめよう
いかがでしたか?最初から道具が全て揃えるのもいいですが、少ない道具からはじめるとハードルが下がります。自分なりのスタイルを少しずつ開拓してくださいね。