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2020.10.10

はじめての登山を計画されるみなさんへ。

山に登ろうにもまったくの初心者。何からはじめたらいいか分からない! という方は、調べることから始めましょう。まずは山の情報を手に入れ、計画を立てることから。悩んだ時は、登山専門店など山のプロに相談しましょう。


入念な下調べをしましょう

歩く山のレベルの確認が大切です。登山地図を手に入れ、入念な下調べを。初めのうちは、まずはなるべく標高差や歩行時間の小さな山を選びましょう。山が決まったら、登山口に着く時間、登り始める時間、ポイントの目標時間、下山時間など登山計画を立てます。登山口までのルートも調べておきましょう。

 

ザックの中身は何を入れる?

ザック(リュックサック)に入れておくべきグッズのリスト。●は必須、○で表記してあるものも備えた方がさらに安全です。山は様々なトラブルが起こります。備えあれば憂いなし! このリストにないものでも自分で必要だと思うものは携行しましょう。

●ザック ●レインウェア ●水筒 ●登山用地図 ●携帯電話 ●タオル・てぬぐい等 ●ティッシュペーパー ●ウェットティッシュ ●行動食 ●ビニール袋 ●防寒着
○ザックカバー ○ヘッドライト ○予備電池 ○コンパス ○腕時計 ○山行計画書 ○エマージェンシーシート ○筆記用具 ○ライター ○救急セット ○非常食 ○健康保険証 ○カメラ ○日焼け止め ○ゲーター ○トレッキングポール ○ナイフ ○折りたたみ傘 ○軽アイゼン ○サングラス ○携帯灰皿 ○小物入れ ○モバイル充電器

 

ウェア/レイヤリングの基本的な考えとは

暑かったり寒かったり、雨が降ったり、風が吹き荒れたり。山の天気は変わりやすく、登山中は、状況に応じてウェアを調整することが大切です。レイヤリングとは重ね着のこと。服装をベースレイヤー、ミドルレイヤー、アウターレイヤーの3層に分け、脱ぎ着することで快適な衣服環境を保つことができます。
ベースレイヤー:肌表面の汗を素早く吸水し、汗冷えを防ぐ。ミドルレイヤー:空気の層を作り保温する。通気の役割も。アウターレイヤー:防水、防風の役割。雨風から体を守る。

 

山岳保険には入るべき?

足をくじいて歩けなくなった、岩を落として他人を怪我させてしまった、など登山は思わぬ事故がつきもの。保険は登山の“装備”の一つです。1日単位で申し込める登山保険もあるので、はじめのうちは活用してみてもいいでしょう。頻繁に登るようなら、しっかりと保険に入った方が安心です。

 

当日まですること

登山地図を手に入れ、登る山のリサーチをし、装備を用意します。標高はどれくらいか、歩行時間はどれくらいか、登山口までどんなルートで行くか。登山のGPSアプリを活用する場合は、事前にマップをダウンロードします。またデジタル登山届を活用しましょう。朝からは体調のチェックを忘れずに。無理は禁物です。