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2021.05.12

初夏のおすすめグリーン recommended by平田ナーセリー小戸店VILLAGIO

心地よい季節がやってきました。今回は、暮らしのヒントを見つけに平田ナーセリー小戸店へ。グリーンを主役に置いた「グリーンサードプレイス」というお店のコンセプトと、初夏のおすすめグリーンについて聞いてきました。


福岡市西区にある『平田ナーセリー小戸店VILLAGIO』へ

平田ナーセリー小戸店は、「グリーンサードプレイス」をコンセプトに、「緑のある第3の場所」を提案しています。

お話しを聞くのは、笑顔のさわやかな城間店長。学生時代は蝶々の研究をされていたそうで、植物全般がお好きだといいます。

福岡市西区にある平田ナーセリー小戸店VILLAGIO
植物全般がお好きだという城間店長

お店のコンセプトである「グリーンサードプレイス」とは

−ここは「グリーンサードプレイス」をコンセプトにしているとお聞きしました。どういう意味でしょうか?

城間店長(以下、城間):第3の場所とは、自宅や学校、職場とは異なる居心地のいい場所のこと。ヒト、イエ、ミセ、マチを結ぶ拠点であり、リラックスできる空間のことです。

その中心に「グリーン」を置こう、というのが小戸店VILLAGIOのコンセプトなんです。誰もが集まれる空間の中心に花や植物を置き、生活が豊かになればという想いが込められています。

−店名に付いたVILLAGIOとは?

城間:イタリア語で「村」という意味で、「誰もが集まれる場所」というような意味合いで付けられました。

−なるほど。ここで植物を販売するだけでなく、発信もされてらっしゃるそうですね。

城間:そうなんです。店内にあるスペースを使って、園芸セミナーやリースの教室、寄せ植え教室、バラの育て方の講習会などをやっています。先日は、zoomで生産者とつないでリモート配信するというイベントを行いました。これからも定期的に、暮らしと植物を繋ぐような情報を発信していきたいと思っています。

初夏のおすすめのグリーン 屋外で楽しむ編

−初夏のおすすめのグリーンについても教えてください。

城間:はい。グリーンって一年中楽しめるものですが、初夏ならば「室内」も「屋外」も楽しめるものが多いので、分けてご紹介しますね。まずは屋外で育てるグリーンのおすすめから。

屋外で楽しむグリーンその①野菜の苗

城間:今は、野菜の苗を植えるにはベストシーズンです。トマトやナス、ピーマンなど、野菜の苗を求められる方が多いですね。

−今始めるならおすすめの野菜はありますか?

城間:トマトやナス、ピーマン、きゅうり、ゴーヤなど、5月中旬までに植えるなら梅雨明けに収穫できます。手乗りサイズのメロン「ころたん」も人気ですよ。

屋外で楽しむグリーンその②ユーカリ

城間:あとは、枝ものなんかがおすすめです。ユーカリは、夏の暑さや冬の寒さにも強く、育てやすいのが特徴なのですが、伸びたらカットし、花瓶に生けて楽しむこともできます。

小さすぎず大きすぎず、中くらいのものを選ぶと、育てやすいうえに大きくなる過程も楽しめますよ。水やりは、春は2、3日に1回程度、夏は毎日程度。土の状態をみながら行ってくださいね。

初夏のおすすめのグリーン 屋内で楽しむ編

屋内で楽しむグリーンその①ハイドロカルチャー

城間:土ではなく、ハイドロボールと呼ばれる人工の土を利用して植物を育てる方法「ハイドロカルチャー」のグリーンもたくさんあります。コバエやカビも発生しにくいので、手軽に室内栽培ができます。夏なんかは本当におすすめです。

人口の土を使った「ハイドロカルチャーシステム」
ハイドロカルチャー仕様の観葉植物は事務所などにも相性が良い

屋内で楽しむグリーンその②エアプランツ

城間:エアプアンツは扱いやすく、紐で吊って天井からぶら下げたり、ポットに入れて楽しんだりできます。通気がいいところに置いて、たまに水を霧吹きであげる程度で大丈夫ですよ。

うちで取り扱っているのは国産のエアプランツ。TVや雑誌で取り上げられている有名な生産者さんから仕入れています。

 

屋内で楽しむグリーンその③サボテン

城間:サボテンも育てやすい植物です。いろんな種類があるので、お気に入りを見つけてみてくださいね。ポイントは根腐れさせないこと。水のやり過ぎに注意です。

 

屋内で楽しむグリーンその④ポトス

城間:ポトスはタフな植物。柄が入った最新品種“グローバルグリーン”がおすすめです。伸びてきたものは切って水で栽培してもいいですよ。明るいところから半木陰まで大丈夫。どんどん増えていきます。

 

屋内で楽しむグリーンその⑤観葉植物

城間:オールシーズンで楽しめますが、やはり初夏は青々した観葉植物がいいのではないでしょうか。これは、オーナー自らが沖縄で買い付けてきたユニークな観葉植物。枝が真っ直ぐではなく、曲がっているのがポイントです。

−元々曲がっているんですか?

城間:いえ、生産段階で、生産者さんが形を整えているんですよ。まっすぐ伸びるのでなく曲がっていて、しっかり年数が経っているので根に力があります。1鉢1鉢形が違っていて、面白味がありますよ。

雑貨コーナーも充実!

−ガーデニングにおすすめの商品を教えてください。

城間:ロイヤルガーデナーズクラブのジョウロは、機能的な形なのに、洗練されたデザインとカラーリングで人気ですよ。水もたっぷり入ります。

城間:Kent&Stowe(ケント&ストー)の剪定ハサミやハンドショベル、ハンドフォークなどもおすすめです。ガーデニングがお好きな方への贈り物としても喜ばれると思います。

 

植物をモチーフにした雑貨も充実

写真スポットがいっぱいの小戸店VILLAGIO

店舗入口には、植物が植え付けられたミニカーや花いっぱいの一輪車など、フォトスポットがいっぱい。ほっと和やかになる空間づくりはさすがです。

この夏、「グリーンサードプレイス」という考え方を取り入れ、あなたのお気に入りの場所をグリーンでいっぱいにしてみるのはいかがでしょうか?

植物をたっぷり詰め込んだミニカー

お花で埋め尽くされた可愛い一輪車