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2022.03.10

[喜界島] 貝殻まじりのサンゴの台地の上を歩く – 奄美トレイルを歩く

奄美群島内で最も北東部に位置するサンゴ礁が隆起してできた喜界島。いまなお年間2mmのスピードで隆起してるという世界でも珍しい島をご紹介します。


貝殻まじりのサンゴの台地の上を歩く

周囲約50kmの島のほとんどがサンゴを起源とする石灰岩で、いまもなお年間2mmのスピードで隆起しているという、世界でも珍しく貴重な島。喜界島には川がなく、代わりにサンゴの台地から水が湧き、海へと注いでいるといわれています。そして、人々が暮らしを営むために欠かせない湧き水のある場所には集落があります。

サンゴの恵みがおいしい水を作り、人の暮らしと自然を潤しているのです。

トレイルでは、台風や干ばつに強いサトウキビ畑や、ケンムン(奄美に伝わる妖精)が住んでいると言われるガジュマルの木や蝶のオオゴマダラなどに出会えます。深呼吸しながら歩いてみてくださいね。

 

AMAMI TRAIL PIC UP

 

空港・荒木(あらき)・花良治(けらじ)コース
パワースポットでもあるガジュマルの巨木をはじめ、島ならではの動植物の生命の息吹を感じる空港・荒木・花良治コース。
ガジュマルの巨木

 

阿伝(あでん)・百之台(ひゃくのだい)・早町(そうまち)コース

太平洋が一望できる展望台、サトウキビ畑に延びる一本道など、島ならではの絶景が広がる阿伝・百之台・早町コース。2つのコースはつないで歩くこともできます。

百之台公園展望台からは、太平洋のほか、サンゴ礁段丘が造り出す美しい風景が一望できます。

百之台公園展望台

 

サトウキビ畑が続く「シュガーロード」。喜界島の畑はゴマとサトウキビ多く、ゴマの栽培は100年以上前から取り組み、ゴマの生産が盛んです。

 

阿伝集落に残るサンゴの石垣は、先人が台風に備えて作ったものだそう。

 

サンゴ礁が隆起してできた島、喜界島。サンゴの大地を歩くトレイルは、約10万年の歴史が詰まっています。ロマン溢れる島で奄美トレイルを歩きに行きましょう。