ある晴れた秋の日。「やったことないことにチャレンジしてみたいなぁ」と思い浮かんだのが、ずっとやってみたかったサイクリング。「それならば」と友人を誘って上天草へ向かいました。
今回向かう上天草市は、熊本県の南西部、有明海と八代海に囲まれた天草地域の玄関口に位置し、大矢野島、天草上島、その他の島々から構成されています。そんな海に囲まれた上天草市。実は海だけでなく自然豊かな山も魅力で、グルメも海の幸だけでなく、山の幸まで楽しむことができます。潮風を感じながらのサイクリングと美味しいグルメを味わえる、気軽に行ける上天草サイクルツーリズムをご紹介します。
電動アシスト自電車でサイクリング
mio camino AMAKUSA(ミオ・カミーノ アマクサ) 4号橋と5号橋の間に位置する観光拠点。イルカウォッチングなどが楽しめるクルージングの受付窓口があり、ボルダリングやレンタサイクルなどのアクティビティも受け付けている
去年できた『ミオ・カミーノ天草』は、飲食店やお土産屋が揃い、ボルダリング施設が併設されレンタサイクルもあります。二人は、初心者でも扱いやすい電動アシスト自転車を借りることに。一通りレクチャーを受け、スタッフさんに聞いた千巌山に向かうことにしました。
そこは山頂からの眺めが素晴らしく、片道約30分とのこと。絶景を目指す旅がスタートします。
スタッフから、電動アシスト自転車のレクチャーを受け、施設の周辺で練習してからスタートしよう
ミオ・カミーノ アマクサには電動アシスト自転車「e-bike」から本格的なロードバイクまで揃う
mio camino AMAKUSA(ミオカミーノ アマクサ)
4つの基本内装スタイルからお気に入りをセレクトし、外観や内装・インテリアにこだわりや楽しみをプラスしてつくる家。本体価格1,600万円〜(税別)からの安心定額制で、理想の暮らしを叶えられる。
絶景が望める「千巌山」
千厳山(せんがんざん)
国指定の名勝に指定されている千巌山。標高162mの頂上にある展望台からは、東に八代海、西に有明海が広がり、天草五橋を一望できる。春は桜が一面に咲き、多くの見物客が訪れる。
ミオ・カミーノ天草を出発し、最初に現れたのは5号橋(天草五橋)。前島と松島を結ぶ、あざやかな朱色が美しい橋です。交通量が多いので、ここは自転車を押して渡ります。松島に入ると、旅館や飲食店が並ぶ街並みを抜けて、千巌山の入口へ。「うわぁ〜、ここから登り坂だね!」と構えてギアチェンジをすると、意外にペダルが軽いことに驚く二人。ほんのり汗をかいたけど、スイスイと登ることができました。展望所でひと休みして、そこから山頂までは階段での登りです。目の前に広がる青い海と美しい島々に感動し、スゥッと深呼吸をします。
階段を登ればいよいよ山頂
山頂からははるか島原方面まで見渡せるナイスビュー
旅の締めくくりは、足湯と海鮮ランチで
龍の足湯
松島温泉の合津港にある、龍をモチーフにしたユニークな足湯。のんびりと足を浸かりながら、5号橋が眺められる。お湯はゆっくりつかれる少しぬるめのお湯。屋根があるので小雨でも安心。
千巌山から降り、松島温泉“龍の湯”でひと息。ぬるめの温泉に足を浸けたら、するすると疲れがほぐれていきます。足湯には屋根があり、日差しも避けられるのでついつい長居してしまいがち。さっき渡ってきた5号橋を眺めながら、おしゃべりが弾みました。
海が見えるロケーションで食事。運動の後のごはんは美味しい!
新鮮な魚介類を使った海鮮丼。上天草には、海鮮丼が美味しい飲食店が多数揃う
お腹が空いてきたのでランチタイムに。ミオ・カミーノに戻る途中にはいくつかお店があり、気の向くまま、看板が目に入ったお店へ入りました。二人が気になるメニューはやっぱり、海鮮丼や地元の魚を使った料理。「お腹減ったね〜!」と、海の見える絶好のロケーションに箸が進みます。お腹が満たされたら、自転車を返却して旅は終了。普段とは違う上天草を満喫し、すっかり上天草サイクリングの魅力に心奪われた二人でした。