1951年に誕生して以来、アウトドアマンを中心に世界中のファンを虜にしているランドクルーザー。いまやトヨタの代表的な看板モデルとなっていますが、70周年という記念すべき年に、新型モデルを発表。オフロードでの走りはもちろん、快適性が大きく進化したランクル300の、天草ドライブ旅を追いました。
タフで無骨、しかしながらエレガントさも備えた新型ランドクルーザー。待ちに待ったがついに納車され、さっそく妻を誘って出かけることに。どんな走りをしてくれるだろうか……
最近デートらしいことをしていないのもあり、友人おすすめの店をこっそり予約。ランチの時間に合わせて、いざ天草へ向かう。
あまくさブルーとランクル。力強さと快適さを肌で感じる
“楽に走れる”というのは、前回から大きく進化した部分らしい。オフロードを走るのも得意な車だが、乗り込んだ瞬間から感じる快適さは格別のものに感じる。機能ごとに集約されたオーディオ系・空調系スイッチは、直感的な操作で扱いやすい。「ぜんぜん揺れないね」と、妻も乗り心地が気に入ったようだ。
『Kahnya』の“カーニャランチ”1,650円。前菜とメイン料理、デザート、ドリンクで大満足の内容
そんな会話をしているうちに、上天草のカフェ『Kahnya』に到着。めずらしくエスコートする私に「ランクル買ってごきげんだね」と茶化してくるが、デザートまで食べ終わった頃、すっかりごきげんになっているのは妻の方だった。
下田温泉近くの下田北パーキングにて。道向かいに展望所があり、ドライブ途中の休憩にぴったり
「せっかくだから下島まで行こうか」と車を走らせる。カフェからさらに1時間の場所だが、快適な走行であっという間に下田温泉に到着した。
ここからは西海岸の絶景スポットめぐり。
『妙見浦』は天草西海岸を代表する岩礁で、国指定の名勝・天然記念物スキューバダイビングのスポットとしても有名
日本の夕陽百選に選ばれた西平椿公園。ヤブツバキは約2万本あり、見頃は2月下旬〜3月中旬
高さ約20mにもなる、力強くて巨大なアコウの木。西平椿公園の階段から降りた途中にある
ダイバーたちに人気の妙見浦、巨大なアコウの樹、絶景ビューの西平椿公園などをハシゴし、気づけば夕方手前になっていた。
宇土半島・御輿来海岸近くの駐車場に停めて夕陽を眺める。塩が引いた、幻想的な景色が美しい
途中の悪路にも気づかないほどの快適な走りで、「どこまでも走っていけそうな感じだね」と、新相棒の所感を言い合う。帰路の途中、宇土半島で出会った夕陽がとても綺麗だった。これから、我々二人とランクルの長い旅がはじまる。
LAND CRUISER
「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」として生まれたキングオブSUV。水平基調のインパネや見やすいメーター、機能的に配置されたスイッチ類など、使用性と快適性に配慮。ディーゼルエンジン車の全グレードとガソリンエンジン車のGXは2列シートで乗車定員5名、ガソリン車のGX以外は3列シートで乗車定員7名となる。
〈ガソリン〉GX 3.5L(5人乗り)5,100,000円/AX 3.5L (7人乗り)5,500,000円/VX 3.5L(7人乗り)7,700,000円/ZX 3.5L(7人乗り)7,300,000円
〈ディーゼル〉ZX 3.3L(5人乗り)7,600,000円/GR SPORT 3.3L(5人乗り)8,000,000円