天草西海の天草灘に沈む絶景の夕陽。
今回は、その夕陽を見ながらキャンプが出来る「白岩崎キャンプ場」で、天草特産のヒオウギ貝と一緒にソロキャンプを楽しんできました。
最初に向かったのは夕食の食材探し
夕陽を見ながらキャンプがしたい! と言ってROUTe編集部nanaさんを誘いましたが「忙しいから無理です。一人で行って」と言われて 笑、ソロでキャンプに行く事になったサカタツです。
キャンプと言えば、美味しいキャンプ飯は欠かせませんよね。
そんなことで最初に向かったのは、夕食探し。せっかくだから天草ならではの海の幸が食べたいなーと思い、見た目も綺麗なヒオウギ貝を買いに行きました。
買いに向かったのは、1984年(昭和59年)より、ヒオウギ貝の養殖をしているキャンプ場近くにある「福島水産」です。
ここは出荷時に水揚げするので、刺身でも食べられる新鮮なヒオウギ貝を買うことが出来ます。早速ヒオウギ貝をお願いしました。
水揚げしたヒオウギ貝。この中から好きな色を選ばせて貰いました。カラフルで、見た目もとてもイイですね!
話を聞いていると、育てるにあたっては消毒薬などの薬品は一切使用しておらず、多色多彩なとても綺麗な貝殻は無着色だそうです。出荷時に、紫外線殺菌した無菌海水の特殊な流れの中で、約12時間飼育することにより、高品質な貝を生産しているんだとか。
『ホタテ貝によく似た、甘く美味しい貝ですよ』とモーレツに食べるのが楽しみになりました。
スタッフはほとんど、地元の方でヒオウギ貝を知り尽くしている方ばかり
キャンプ場へ行く前にもう一軒
はよキャンプ場行かんかい! と言われそうですが…。その他食材と、もちろんお酒も買わないとですよね!
キャンプ場へ行く前、最後のスーパーの「アタックスシープル店」で、その他の食材を購入します。
スーパーなのでもちろん、お魚やお肉、野菜から総菜まで揃ってます(もちろんお酒も…笑)。これでキャンプの食材が揃いました。早速キャンプ場へ向かいます。
国道389号線沿いにあるキャンプ場近くのスーパー
やって来ました! 白岩崎キャンプ場
雲仙天草国立公園の富岡半島にあるキャンプ場。
白岩崎という名前の通り、海岸には白い綺麗な石がたくさんあります。そうここが天草灘に沈む雄大な夕陽を見ながらキャンプが出来る場所のはず! だけど…天気がすこし気になります。
まぁ天気は仕方がないので、早速ヒオウギ貝を1枚味見してみます。
テントサイトは上に10区画、階段を下りたところがフリーサイトとなっている
炊事場とコンロ、トイレ、シャワー完備。トイレはウォシュレットなのがうれしい
お昼ご飯がまだだったので、ヒオウギ貝をバター焼きにして味見がてら食べてみます。
炭に火をつけて、ヒオウギ貝を置いてしばらく待つと、貝が開いてとても良い匂いがしてきました。その上にバターを乗せてパクり。
「美味い!」 バターしか乗せてないのに、塩味が利いていて、そして甘――い。外で食べるから更に美味しいんですよね。
開いてきた瞬間に磯の良い香りがしてきます
完全に開いたら、バターを乗せて完成。この後、バターが溶けるのを待って食べました
待っていた夕陽とヒオウギ貝のアヒージョ
今日やりたかったことの一つである、「キャンプしながら天草灘に沈む夕陽を見る」。
ですが、あいにく雲がかかっていて水平線に沈む夕日は見ることが出来ませんでした。まぁ自然の事なので仕方ないですね。
雲はかかっていましたが、夕焼けはとても綺麗でした。
さて、もう一つのメインであるヒオウギ貝を使った夕食を作ります。
今回は、“UNIFLAMEのちびパン”で簡単に出来るヒオウギ貝のアヒージョを作ってみました。
こちらも味付けは塩だけなんですが、ヒオウギ貝と野菜としめじの出汁がでていて、濃厚でとても美味しかったです。
今日は完全ソロスタイルのテント(NEMOアトム1P)とテーブル(snowpeakオゼンライト)
オリーブオイルでニンニクを炒めて、ヒオウギ貝を入れて開くまで待ちます。
ヒオウギ貝が開いたら野菜を入れてしんなりするまで炒めます
野菜がしんなりしてきたら完成です。見た目も良いのでぜひ試してみてください。
ここならではの遊びもやってみました
海辺には白い石が沢山あります。白い石の正体は天草陶石で、天草西海岸が世界有数の産地となっています。
テントを設営した後、日没まで少し時間があったので、この白い石を使って“ストーンペインティング”をやってみました。石が白くて奇麗なのでストーンペインティングしてお土産にするのも良いですね。
amakusaCAMPと描きたかったんですがuが抜けてました…
海の音を聞きながらまったりタイム
その土地の美味しいもの(ヒオウギ貝のアヒージョ)を食べながら、お酒を飲み、海の波音を聞きながらまったりタイム。とても贅沢な時間。キャンプのこういう時間がとても最高なんですよね。なんてことを思っていたら眠くなってきて早々に寝てしまいました。
朝は軽く朝食とコーヒーを飲んで、20時間くらいのキャンプも終わり、満足しながら仕事に戻ります。
みなさんも夕陽を見ながら、ヒオウギ貝キャンプいかがですか?
白岩崎キャンプ場
問合せ:苓北町観光案内所
料金:入村料/500円、小学生以下/200円/テント借り上げ料(6人用)/1000円
設備:シャワー、トイレ、炊事場、コンロ
駐車場:大型/4台、小型/50台
その他のおすすめ立寄りスポット
天草市イルカセンター
天草観光の目玉であるイルカウォッチングの総合受付に加え、イルカと漁師の共生やイルカの生態などをデジタルコンテンツで楽しみながら学ぶことが出来ます。
また、地元の新鮮な魚介類を提供する漁協直営レストランや、天草ならではの特産品やお土産も購入できます。
イルカウォッチングの受付窓口
天草大王などの天草肉の特産も購入できます
イルカセンターでさばいているので鮮度抜群。なのにこのお値段は安いですね
道の駅 天草市イルカセンター
営業時間:9:00~18:00(11月15日から3月15日の期間は17時まで)
休み:12月31日・1月1日
TEL:0969-33-1600(センター代表)
0969-33-1500(イルカウォッチング受付)
天竺トレッキング
天草下島最高峰(標高538m)で西に天草灘、北に千々岩灘、東に天草五橋が望め、春には数千本ツツジが満開を迎えます。山頂からすぐ下の登山口まで車での利用が可能です。
西遊記になぞらえて、天草の東向寺を中国の長安の都として定め、西の方角にある下島最高峰の山を天竺に位置付けたと言われています。
登山口から、歩いて15分ほどで山頂に行く事が出来る
山頂には天竺の由来などが書かれた可愛い看板があります
山頂には天草陶石で作られた山頂観望図が設置されています
天竺
電話番号:0969-35-3332
(苓北町商工観光課)
駐車場から山頂までの所要時間:約10分
アクセス):熊本市内から車で約2時間30分